喫煙 口臭

喫煙者には独特の口臭がします。
俗に、ヤニくさいといわれる口臭です。喫煙によって生じる口臭の原因は、タールやニコチンなどの有害な物質が舌や粘膜、歯などに付着することです。
さらにニコチンは、身体内の傷ついた組織の治癒力を低下させ、細菌やウイルスなどと戦う免疫力を下げてしまうといわれています。
そのため唾液が細菌の増殖をおさえる自浄能力も下げてしまうのです。


また、喫煙によって口の中の粘膜が乾燥してしまいます。
その結果、口腔内の細菌の増殖を防ぎ掃除をしてくれる唾液の分泌量が減ってしまうのです。
日々の歯磨きで歯の表面に付着している歯垢は取り除けても、唾液の分泌不足により歯と歯肉の境目に歯垢が入り込んで細菌を増殖させてしまいます。

一番の防止策はもちろん喫煙をやめることでしょう。
しかし、どうしてもやめられない人は、せめて喫煙の本数を一日10本以内にしましょう。
10本をまとめて吸うのではなく、間隔を置いて吸います。
特に空腹時の喫煙を避けることで、口臭を防止できます。
また、喫煙後は特にタールやニコチンの臭いが口の中に溜まりやすく、口臭がつよくなります。
喫煙後は必ずうがいをしましょう。
喫煙時以外にもこまめに水分を補給することで、口臭防止の効果が得られます。